妙高山麓にある7つの温泉(赤倉、新赤倉、池の平、妙高、杉野沢、関、燕)を「妙高高原温泉郷」といいます。このうち赤倉温泉と新赤倉温泉は同じ北地獄谷を、妙高温泉と池の平温泉は同じ南地獄谷を源泉としているため、源泉で数えると5つあり、5つの泉質/効能を楽しめます。また、温泉の色にも特徴があり、透明な温泉のほかに乳白色の燕温泉、赤褐色の関温泉、黒泥色の池の平温泉(一部)と3種の色を体験できることから、「妙高七五三(なごみ)の湯」と呼んでいます。
日帰り入浴施設の他、立ち寄り入浴のできるお宿もございますのでぜひ湯めぐりをお楽しみ下さい。
標高約700mに位置する新赤倉温泉。1923年に開湯され、シラカバやカラマツの林に囲まれた閑静で、おしゃれな雰囲気の漂う温泉地です。新赤倉温泉は、赤倉温泉と同じ北地獄谷から引湯し、昭和4年(1929年)、温泉付き別荘地として開湯した。当時は、画家の小杉放菴や郷倉千靭、小説家の久米正雄らが別荘を建て、東京の大学や企業の寮も建設された。昭和12年には前山の中腹に赤倉観光ホテルが建設され、その近代的な美しさは妙高高原のシンボルとなっている。 新赤倉観光協会
泉質/カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
効能/外傷、リウマチ、皮膚病、神経痛など
池の平温泉は標高約750mに位置し、白樺林といもり池を中心に四季の眺望が美しい高原の温泉です。1924年開湯。源泉は南地獄谷からの引湯で単純硫黄温泉72℃。無色透明な単純温泉と硫黄泉(黒泥湯)の二つが存在します。黒泥湯は一部の施設で楽しめる。
池の平温泉観光協会
日帰り入浴施設≫
市営妙高高原ふれあい会館
アルペンブリックスパ日帰り温泉
泉質/単純温泉、単純硫黄泉
効能/一般適応症として神経痛、筋肉痛、関節痛、うちみ、冷え性など
泉質/含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫黄塩・塩化物泉。
効能/神経痛、皮膚病、糖尿病、高血圧症、婦人病、火傷など
標高約900mに位置する関温泉。燕温泉同様に弘法大師が発見した湯と言われてますが、本格的な開湯は1729年(享保13年)に関山村の豊田五太夫によって発見されてからと言われおり、妙高高原温泉郷では最も歴史のある温泉です。源泉は関温泉上部の大田切渓谷で、お湯には鉄分が含まれており、時間が経つと茶褐色になり、体の芯から温まり、湯冷めしないと昔から評判です。 日帰り入浴施設はございませんが、お宿の立ち寄り入浴をご利用頂けます。
泉質/ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
効能/泉質別適応症として切り傷、火傷、慢性皮膚炎、慢性婦人病など
地下1750mより湧き出る温泉は、弱アルカリ性で美容に良い成分を含み、極上のリラクゼーションを体験できます。
大浴場・天然温泉露天風呂・サウナがあり、
宿泊されないお客様もご利用いただけます。
泉質/アルカリ性単純硫黄冷鉱泉(低張性・アルカリ性)
効能/〈一般適応症〉関節痛、冷え性など〈泉質別適応症〉アトピー性皮膚炎、慢性湿疹など
上杉景虎ゆかりの鮫ヶ尾城の麓。歴史ある地に沸いた温泉は、美肌効果抜群、美しい自然が望める露天風呂もございます。