笹ヶ峰高原の妙高山麓県の森には、60ヘクタールもの広さにドイツトウヒの森が広がっています。正式名をオウシュウトウヒといい、北ヨーロッパ、東ヨーロッパに分布しており、アルプスなどの山岳地帯の一般的な樹種。
ヨーロッパでは、公園や庭園によく植えられており、モミとともにクリスマスツリーとしても使われている。成長すると50mにもなり、小枝が垂れ下がる独特な姿となる。球果は、松ぼっくりを長くしたようで、長さ10センチを超え、クリスマスリースなどに使われる。
ドイツトウヒは、寒さに強く、寒冷な笹ヶ峰でも育ったことから昭和10年からの2年間で植栽したもの。材は、パルプ、建築材、家具材やバイオリンなどの楽器の響板に使われている。