杉野沢から笹ヶ峰線を上がると途中の五八木バス停付近は見晴らしの良い高台になっており、遠くに野尻湖や志賀高原の山並みを展望できるほか、眼下に広がる雲海を見ることもできる。
この場所は、笹ヶ峰と杉野沢を結ぶ交通の中間地点で、昔から休息場所として親しまれている。この道祖神も旅人の安全を見守っていた。五八木の名の由来は、特定小面積に樹齢百年を超える5種類(ブナ、ミズナラ、ハリギリ、イタヤカエデ、ネズコ)の大木が自生していることと、量が多いことを示す八からといわれている。
1964(昭和39)年に昭和天皇が、この場所で、ユキツバキの観察をされ、その謂れを記した記念碑が建てられている。