昭和59年(1984年)にオープンした「妙高山麓県民の森」は、157ヘクタール(東京ドーム34個分)の広大な面積で、標高1300メートルの笹ヶ峰高原に位置し、ドイツトウヒ、シラカバ、ブナ、トチ、ハルニレなどの森や牧場や清水が池などを巡る遊歩道が整備されているほか、ステーキで有名な笹ヶ峰グリーンハウスや宿泊施設「森の学び舎」があります。
この場所は、昭和天皇の即位を記念して杉やカラマツを植えましたが、昭和10年7月24日の遅霜で新芽が被害を受けたことから、寒さに強いドイツトウヒを植えなおし、60ヘクタールに1万本が植えられました。
今では、本州最大のドイツトウヒの森になっています。県民の森がある笹ヶ峰高原の遊歩道は、平成20年4月4日、「森林セラピーロード」として、林野庁から認定され、健康保養地として人気を集めています。